応援型不動産クラウドファンディング「利回りくん」とは?仕組みやメリットを解説します

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2021年6月24日、株式会社SYLA(シーラ)が不動産投資に関する新しいサービスを展開しました。
その名は「利回りくん」という、「社会貢献、地域創生、誰かの夢に応援投資」をモットーに開始された、応援型不動産クラウドファンディングです。

 

クラウドファンディング型の不動産投資とは、どのようなものなのでしょうか。
今回は、そんな新サービスの「利回りくん」について詳しく解説していきましょう

「利回りくん」ってどんなサービス?

応援型不動産クラウドファンディングとは、具体的にどのようなサービスなのでしょうか。
最初に「利回りくん」の仕組みについて、紹介していきます。

 

応援型クラウドファンディングとは

「利回りくん」は、誰かの夢や挑戦につながる不動産を応援するために、複数の人間が投資を行う不動産クラウドファンディングです。
そのため、投資をする対象の物件にさまざまなコンセプト、夢や願いといったものが載せられており、その事業を応援する応援投資家として携われます。

 

たとえば、「世界中の誰よりも、小型で低価格のロケットをつくる」という夢の実現のために、ロケット工場建築へ出資する「大樹町ロケットファンド」。
実業家の前澤友作さんがプロデュースしている、保護犬や保護猫を飼うオーナー限定の「イヌネコヒルズ」など、普通の不動産投資にはない案件が多数あります。

 

「利回りくん」の仕組みとは

「利回りくん」は、クラウドファンディング型の不動産投資です。
運営会社である株式会社SYLAが「利回りくん」に投資案件を出展し、その案件に対して複数の投資家たちが応援投資というかたちで出資します。

 

そして物件の運用がはじまると、運用資産から得られた利益を出資した投資家たちに分配していきます。

 

引用:利回りくん

 

分配率は案件ごとに異なっており、おおよそ年利2%~5%のものが多いでしょう。
運用機関においても、ほとんどが10年の運用を予定しています。

 

「利回りくん」に投資する3つのメリット

「利回りくん」を利用して出資をすることには、3つのメリットがあります。

 

一口1万円から投資ができる!

不動産投資は物件の購入費用などもあり、初期費用と運用費用が高額になりがちです。
しかし「利回りくん」は複数の投資家が出資するかたちになっており、一口1万円という小額から小口投資をはじめられます

 

たとえば年利分配率が5%の物件を一口だけ購入すれば、年間500円の分配金を得ることが可能です。
分配金は少額ではあるものの、確かな利益を得られると考えると、試しに一口だけ出資してみるのもいいのではないでしょうか。

 

SYLAが劣後出資者になることで元本の安全性を高めている

「利回りくん」は、投資家たちが運用資産評価額の100%すべてを出資することはありません。
運用資産評価額の95%を投資家たちが出資して、残りの5%を運用会社のSYLAが出資します。
投資家たちが出資額の大部分をもっているため、投資家たちは「優先出資者」、SYLAは「劣等出資者」という立場になります。

 

引用:利回りくん

 

もし運用期間中に対象の物件の評価額が下落すると、運用時の利益も減少して投資家たちへの分配金も減るものです。
しかし「利回りくん」では、先に劣等出資者であるSYLAが下落分の金額を負担して、なるべく優先出資者への分配額を安定させることに努めます。

 

したがって、運用資産評価額の下落が5%以内におさまっている間は、優先出資者である投資家たちの元本は変動しません
安定した分配金を得られるというメリットがあります。

 

スピーディーな本人確認

運用会社のSYLAは株式会社TRUSTDOCKと業務提携を行い、本人確認業務の代行サービス「e-KYC」の導入を決定しました。

 

「e-KPC」というサービスは、オンラインサービス上で本人確認を済ませられるサービスです。
このサービスを実装することにより、最短数分で本人確認が可能になり、申し込み後すぐに出資できるようになります

 

サービスの実装は2021年8月予定であり、実装されればよりスピーディーな出資が可能になるでしょう。

 

「利回りくん」の申し込み方法

それでは、「利回りくん」の申し込み方法について解説していきます。
なお「e-KPC」が実装された場合は、申し込み方法が変更される可能性があるので注意しましょう。

 

①会員登録

利回りくんの公式サイトにて会員登録を行います。

 

②本人確認書類を送る

ログイン後、マイページの「会員情報変更」から個人情報を入力して、出資者情報の登録をします。
その際、本人確認書類が下記のなかから【2種類】必要です。

 

  • パスポート
  • 個人番号カード(写真付き住民基本台帳カードを含む)
  • 運転免許証(都道府県公安委員会発行のもの)
  • 運転経歴証明書
  • 各種健康保険証
  • 国民年金手帳
  • 母子健康手帳
  • 印鑑登録証明書
  • 戸籍謄本
  • 住民票
  • 上記のほか、官公庁発行書類などで氏名、住居、生年月日の記載があるもの(個人番号の通知カードを除く)

 

③本人確認はがきを受け取る

出資者登録が終わると、運用会社であるSYLAが審査を行います。
審査基準の詳細は不明ですが、審査に通らない限りは出資できません。

 

無事に審査を通ったら、SYLAから本人確認はがきが届きます。
このはがきを受け取ることで本人確認が完了するため、必ず受け取るようにしましょう。

 

④希望ファンドに出資する

ファンドの一覧から出資したいファンドを選び、出資口数を入力して応募します。
応募する前に、契約期間や予定分配率などの詳細情報を確認してから応募するようにしましょう。

 

⑤組合契約

出資口数が確定されたら、電子書面にて契約を行います。

 

⑥運用開始

口数に応じた出資金をSYLAへ入金したあとは、応募したファンドの運用開始まで待つだけです。
運用が開始されると、各々ファンドの運用終了月の翌月末までに分配金が支払われます。

 

リスクへの心構え

「利回りくん」のみならず、不動産投資にはリスクは付きものです。
不動産の価格というのは日に日に変動しており、税制の変更や天変地異の発生など、予測不可能な状況に陥る可能性があります。
「当商品のリスク」というかたちで「利回りくん」でもリスクの説明をしており、場合によっては元本保証がされないケースもあるかもしれません。

 

そういったリスクを常に抱えていることを念頭に置いて、出資するしましょう
とくに天変地異や急激な不動産価格の下落というのは、不動産会社でも読めないことが多く、事前の予測が難しいものです。

その点、ファンドにおける劣等出資者であるSYLAは、5%までの評価額の下落まではカバーしてくれるので、安心して出資できるでしょう。

 

まとめ

誰かの夢を応援したいという応援型クラウドファンディング「利回りくん」は、まだスタートしたばかりのサービスです。
これからさらに新しいファンド案件、そしてその夢に共感して出資をはじめる人たちが増えていくことでしょう。

経済的な理由で不動産投資をあきらめていた方も、これを機に不動産投資を始めることができるかもしれません。
ですが、不動産投資にはリスクはつきものです。記事後半でご紹介したリスクについてきちんと理解したうえで安心安全な不動産投資を行いましょう。

 

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